コマンドプロンプトとは
コマンドプロンプトは「スタート」→「プログラム(P)」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」で起動するWindowsアプリケーションの1つです。
一般的なアプリケーションはマウスでの操作が主ですが、これはコマンド入力を主として使用します。コマンドは、通常は使用しないがコンピュータの管理に役に立つものが多数あります。
コマンドプロンプトの注意点
Vista以降、コマンドプロンプト上で使用するコマンドの中には管理者権限が必要なものがあります。権限がない場合「十分な特権がないので、アクセスは拒否されました。管理者特権モードで実行しているこのユーティリティを呼び出す必要があります。」
とエラーメッセージが表示されます。このようなコマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを起動する際に右クリックで「管理者として実行(A)..」を選択して、コマンドプロンプトを起動してください。
コマンドプロンプト コマンド一覧
プロンプト操作関連
コマンド | 概要 | 備考 |
CLS |
コマンドプロンプトウィンドウの画面を消去します。 |
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COLOR |
文字の色を設定します。 |
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HELP |
コマンドのヘルプを表示します。 |
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PROMPT |
プロンプト文字列を設定します。 |
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TITLE |
プロンプトのタイトルを設定します。 |
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CD(CHDIR) |
現在のディレクトリを表示または変更します。 |
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DIR |
ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。 |
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ディスク関連
コマンド | 概要 | 備考 |
CONVERT |
ドライブのファイルシステムを変換します。 |
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CHKDSK |
ドライブを検査し、必要であれば修復します。 |
要管理者権限(Vista以降) |
CHKNTFS |
OS起動時のドライブチェックを行います。 |
「ユーザ アカウント制御」のウィンドウが表示されます。 |
CIPHER |
[ファイル] の暗号化を表示または変更します。また、ディスクの空きデータを消去します。 |
WindwosXP Professional、Vista以降から使用可能 |
DEFRAG |
ディスクの最適化を行います。 |
要管理者権限(Vista以降) |
diruse |
ディスク使用量を調べます。 |
別途リソースキットが必要。 |
fsutil |
ファイルの作成やクォータの管理等を行います。 |
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label |
ドライブのボリュームラベルを設定します。 |
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SUBST |
フォルダにドライブ名(疑似)を割り当てます。 |
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ファイル、ディレクトリ関連
コマンド | 概要 | 備考 |
ASSOC |
ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。 |
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ATTRIB |
ファイルの属性を表示または変更します。 |
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cacls |
ファイルのアクセス制御リスト(ACL) を表示または変更します。 |
Windows Server 2003 SP2から非推奨? |
COPY |
ファイルをコピーします。 |
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DEL |
ファイルを削除します。 |
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find |
文字列検索します。 |
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findstr |
正規表現で検索します。 |
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icacls |
ファイルのアクセス制御リスト(ACL) を表示または変更します。 |
Windows Server 2003 SP2から? |
reg |
レジストリの設定を行います。 |
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replace |
ファイルを更新します。 |
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robocopy |
ファイルのコピー(ミラーリング)をします。 |
Vista以降(正確にはXPでもWindows Server 2003向けリソースキットで可能。) |
tree |
フォルダ構成のツリーを表示します。 |
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type |
テキストファイルの中身を表示します。 |
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where |
ファイルを検索します。 |
Vista以降 |
xcopy |
ファイルやディレクトリ構造をコピーします。 |
要管理者権限(Vista以降) |