当たり前ですが、何か文字を入力すると、そのままの内容がセルに表示されます。 ただし、入力された文字の先頭が「=」の場合、その内容は数式とみなされ、計算結果がセルに表示されます。例えば、「=2+1」と入力すると、「3」と表示されます。 数式をそのまま表示したい場合は、先頭に「'」をつければ数式そのままが表示されます。例えば「'=2+1」と入力すると、「=2+1」と表示されます。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 1 | ||
2 | テスト | ||
3 | =1+1 | ||
4 | 1/1 | ||
5 | '1 | ||
6 | '=1+1 |
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 1 | ||
2 | テスト | ||
3 | 2 | ||
4 | 1月1日 | ||
5 | 1 | ||
6 | =1+1 |
上記の例でお分かりの通り、Excelは入力内容が数値だけの場合は、数値と扱い右揃えになり、文字列は左揃えになります。セルA3は「1+1」の結果の「2」が表示されます。 セルA4の例ですが「1/1」と入力すると、「2009/1/1」と自動で変換されます。数式バーには「2009/1/1」と表示されているはずです。 また、セルでは「2009/1/1」が「1月1日」と表示されます。 Excelが入力内容によって値や表示方法(書式)を自動で変換することによります。例を以下に示します。
入力 | 数式バー(値) | セル(表示) | 解説 |
---|---|---|---|
1,000 | 1000 | 1,000 | 値を数値にします。3桁区切りで表示します。 |
¥1,000 | 1000 | ¥1,000 | 値を数値にします。3桁区切りで表示します。 |
1/1 | 2009/1/1 | 1月1日 | 現在の日付に近い日付に変換します。「m"月"d"日"」で表示します。 |
1-1-1 | 2001/1/1 | 2001/1/1 | 日付に変換します。「yyyy/m/d」で表示します。 |
1:00 | 1:00:00 | 1:00 | 時間、分、秒の時間に変換します。「h:mm」で表示します。 |
注意していただきたいのは「1-1-1」の変換です。この形式は住所の番地に良く使われるので、意図しない変換がされてしまいます。 これを回避するには文字の先頭に「'」をつけ、文字列として認識させてください。
書式とは表示方法と思っていただいて問題ありません。和暦、西暦などの表示方法から文字の色や背景色、罫線、と様々な書式があります。
表示形式はセルの値の見せ方を変えることができます。例えば「1000」という値を通貨型の「¥1,000」と表示することができます。 対象のセルを選択(複数のセルを選択しても可)し、「右クリック」→「セルの書式設定(F)」→「セルの書式設定」ダイアログを表示し、設定します。 なお、「セルの書式設定」ダイアログはctl+1でも表示できます。 数値を通貨型にする方法を例で示します。
このように設定すると通貨型(図:3)が設定されます。
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図1:コンテキストメニュー | 図2:「セルの書式設定」ダイアログ |
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図3:通貨書式設定後 |
配置、フォント、罫線、パターンなどセルを装飾することができます。
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