svnサーバーを立てるには、以下の手順になります。
できれば、最後に推奨されているリポジトリ構成をインポートしてください。
yum -y install subversionでインストールします。
svnadmin create [ルートディレクトリ/プロジェクト名] [オプション]でリポジトリを作成します。オプションは下表を参照してください。
--bdb-log-keep | データベースログファイルの自動ログ削除機能を無効にします。(--fs-type=BDBのみ) |
---|---|
--bdb-txn-nosync | データベーストランザクションのコミット時にfsyncをしません。(--fs-type=BDBのみ) |
--config-dir DIR | DIRからユーザ設定ファイルを読み込みます。 |
--fs-type TYPE | リポジトリの保存形式を指定します。ここではFSFSが指定できます。このオプションを指定しないとBerkeley DB(BDB)です。(vesrion1.2からはfsfsがデフォルトになりました。) |
/usr/local/lib/project/にhogeというプロジェクト名でリポジトリーを作成する例です。
# svnadmin create /usr/local/lib/project/hoge --fs-type fsfs
プロジェクト作成した後は、プロジェクトの設定が必要です。設定はプロジェクトのルートディレクトリ(上記の例だと/usr/local/lib/project/hoge)にあるconf/svnserve.confファイルで行います。
[general] #anon-access = read # 匿名の読みをOKする場合は、この行を有効にし、下行をコメントアウトします。 anon-access = none # 匿名はアクセス不可 auth-access = write # 下行で設定しているパスワードファイル「例ではpasswd」に書かれているユーザは読み書き自由 password-db = passwd # 認証ファイル名をpasswdとする。
conf/svnserve.confのpasswd-dbで指定したファイル(例だと「passwd」)にSVNサーバーにアクセスするアカウント(ユーザーIDとパスワード)を設定します。
[users] username1 = password1 username2 = password2 . .
標準ではポートが空いていませんので、ポートを開放する必要があります。/etc/serviceに以下のエントリーを追加してください。
ポートを追加したら、有効にするためネットワークをリスタートします。
svnserve -d -r ルートディレクトリでサービスを開始します。
サービスを開始(svnサーバーの起動)します。指定したパスがルートとなります。
# svnserve -d -r /usr/local/lib/project
以上でSubversionが使用することができます。
最初はリポジトリの中身は空なので管理したいファイルがある場合、それをリポジトリにインポートします。(インポートは実作業と異なりますのでチェックアウトはされません。) もちろん、何もない場合はインポートする必要はありません。
project_templateディレクトリにはtrunk,branches,tagsディレクトリがあるとします。それをインポートする例です。
# svn import d:\project\project_template svn://hogehoge.com/hoge -m "初期作成。svnの推奨通り、trunk,branches,tagsを登録する。turnkにはあらかじめ、基礎となるディレクトリー構造と注意点のファイルを置く。"
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