ぱそくま ろご
開発 > Python > Pythonのデータ型と演算子

Pythonのデータ型と演算子

Pythonのデータ型

Pythonでは文字列や関数など、全てのものがオブジェクトとして扱われます。 ちなみに、Pythonでは「オブジェクト」を「属性やメソッドを持っている(持たなくてもOK)もの」という結構アバウトな定義となっています。 とはいえ、そんな中でもPython内部ではデータ型を認識しています。

Pythonのデータ型

  • ブール型
  • 整数型
  • 小数型
  • 文字列型

リテラルや変数のデータ型はtype()関数で調べることが可能です。

例:Pythonのブール(boolean)型

[paso ~] python3 
Python 3.5.2 (default, Jun 1 2016, 10:00:00) 
[GCC 5.4.0 20160609] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> type(True)
<class 'bool'>
>>> type(False)
<class 'bool'>
>>> 1 > 0
True


数値(整数,小数)のサンプルと演算子

数値型の演算子は以下のサンプルをご覧ください。

例:Pythonの数値型

>>> # 小数点なしは整数
... type(10)
<class 'int'>
>>> # 小数点ありは小数
... type(10.0)
<class 'float'>
>>> # 四則演算
... 10 + 5
15
>>> 10 - 5
5
>>> 10 * 5
50
>>> 10 / 5
2.0
>>> int(10 / 5)
2
>>> # floor(1番近い小さい数字)
... 10 // 3
3
>>> -10 // 3
-4
>>> # べき乗(n乗)
... 2 ** 5

>>> # 変数に代入
... num = 5
>>> num
5
>>> # 2つ同時に代入
... num1, num2 = 10, 11
>>> num1, num2
(10, 11)

文字列のサンプルと演算子

文字列はシングルorダブルコーテーションで囲まれたものになります。 +,*といった演算子も使えます。

例:Pythonの文字列型 - 1

>>> # 文字列
...type('aiueo')
<class 'str'>
>>>type("aiueo")
<class 'str'>
>>> # エスケープシーケンス
...print("これはタブ\t。ここで改行。\n特殊文字はバックスラッシュをつけエスケープ\\")
これはタブ。ここで改行。
特殊文字はバックスラッシュをつけエスケープ\
>>> # 文字列の前にrをつけると全エスケープ
...print(r"これはタブ\t。ここで改行。\n特殊文字はバックスラッシュをつけエスケープ\\")
これはタブ\t。ここで改行。\n特殊文字はバックスラッシュをつけエスケープ\\
>>>a = "リテラルは" "連続可能" "。"
>>>print(a)
リテラルは連続可能。
>>>a = a + "変数に連結する場合は+演算子。" 
>>>print(a)
リテラルは連続可能。変数に連結する場合は+演算子。
>>>print("5回繰り返し。" * 5)
5回繰り返し。5回繰り返し。5回繰り返し。5回繰り返し。5回繰り返し。

文字列は配列のように扱うことができ、切り取り抽出ができます。

例:Pythonの文字列型 - 2

>>>str = "pasokuma"
>>>str[0]
'p'
>>>str[1]
'a'
>>>str[2]
's'
>>>str[-1] # マイナスは末尾から
'a'
>>>str[-2]
'm'
>>># 範囲指定も可能で書式は 変数名[開始位置:終了位置+1] となります。
...str[0:3]
'pas'
>>>str[1:3]
'as'
>>>str[:4]
'paso'
>>>str[4:]
'kuma'
>>>len(str) #文字数はlen関数で取得可
8